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技術力重視の企業改革を推進し続ける~地方コンサルタントの挑戦~(前編)
今後力を入れていきたいこと
人材育成
足田さん
近年ではシンワ技研コンサルタントは一定数の採用が取れています。そこで若手技術者の育成法を変えようと考えています。例えばエルダー制度(新人にベテランではなく、若手をつける)を採り入れようとしています。この制度を取り入れると教えられる側は年が近くて聞きやすいことと、教える側の若手は知識がないと教えれないので若手の向上が図れると考えています。また、新人の達成指針を作成したので、これから底上げを図ることができると思います。これからの主役を担う新人に交代を図りたいです。今までは業務ごとに新人を見ていましたが、これからは一気通貫で育成をしていこうと思います。
BIM・CIM・3次元測量
足田さん
最新の技術と生産性をあげるために様々なものを取り入れてます。例えば、点群測量ができる機器や、UAV(小型ドローンからヘリコプター型の大型ドローンなど数種類)、V-nasclairなど様々です。シンワ技研コンサルタントはこれらを使って仕事をする技術力を持っていて、日々勉強しています。
女性活躍・リモートワーク・働き方改革
足田さん
これら3つを整備していこうと考えていますが、60年という歴史が足かせになったりしています。昔ながらのやり方だけでなく、次世代にあった仕事のやり方を考えていきたいと思います。
春山(インタビュアー)からの質問
残業について知りたい学生が多いですが、残業では何をしてますか?
笹間さん
工期で考えると測量と調査が終わらないと設計ができません。住民との関係で測量や調査の時期が延びたりすることがあります。その埋め合わせとして設計業務で残業をします。または、発注者に資料を急遽求められたり、日ごろの業務にプラスで仕事が入ると残業をすることがあります。工事の平準化はされていますが、まだ3月末に工期が来る工事が多いため3月は残業が比較的に多いです。基本的には残業はないです。
田中さん
現場に出た後の内業に時間がかかります。社内で内業ができる人が限られているため、量が多いです。そのため残業をする時があります。また、災害発生時には必ず残業があります。基本的には残業はないです。

シンワ技研コンサルタントが欲しい人材
足田さん
・熱意、志、自己向上の高い人
・色々な個性を持っている人
・向上心を持っている人
以上が特にほしいと思っている人材です。
また、上記以外にも土木を学んだ学生・スポーツをしている人・コミュニケーションが取れる人・素直な人・自分の思いを表に出せる人・資格に積極的に取り組める人などあげるときりはありませんが、土木を学んでいないと採用をしないという線は引いていません。興味があればぜひシンワ技研コンサルタントへ!

学生にアドバイス
笹間さん
就職に関して、イメージと違うはもったいないです。なので自分から交流会や説明会に参加してほしいです。また自分の住んでる周りの環境(思い出の土地など)を知ってほしいです。そしたら自分にリフレッシュの場所ができると思います。
最後に一言、今を楽しもう!
田中さん
鳥取に貢献したい人へ
建設コンサルタントは人々の暮らしに貢献できる仕事です。また測量の業務だと色々な場所に行けます。多くの場所に行くとたくさんのことを知ることができて楽しいです。
足田さん
学生の間に海外に行くといいと思います。文化の違いで視野が広がったりします。国内でも文化の違いは感じる場面がありますが、海外だとより顕著にでて自分への刺激になるので、ぜひ海外へ行ってください。文化違いなど土木以外のことを知っておくと、将来いつか役立つときが来るかもしれません。
就活について、皆さんは大手で100人のうちの1人か中小で5人のうちの1人か、どちらがいいですか?会社をあまり知らない人は、自身の関連した土地をまず探してみよう。
最後に
今回建設コンサルタント業のシンワ技研コンサルタントにインタビューをしてきました。インタビューに答えてくださった足田様・笹間様・田中様ありがとうございました。
このインタビューでは学生に知ってほしいことを聞いてきましたが、ここまで読んでくださった皆様はどんなんことを感じましたか?
私は、コンサルタントでは図面の設計のみを行っているものだと思ってましたが、測量や調査と幅広い仕事をしていることを知ることができました。自分のやりたことが調査や測量など地域に出たいと思っていた人は様々な企業に行って自身が行きたい企業を調べてもらえたらと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。