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インタビューをしてきました!
今回は、鳥取県の鳥取市にある山陰都市開発研究所様にインタビューしてきました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、インタビューはリモートで実施しました。写真はすべて後日いただいたものとなります。
山陰都市開発研究所様は以前からツナガルドボクと交流のある企業で、私たちの活動をご支援いただいています。
建設コンサルタントや地方で働くことに興味がある学生はぜひ参考になればと思い、インタビューさせていただきました。
分量が多いので、前後編に分けさせていただきます。
インタビューを受けてくださった方々
社長 轟 様(写真中央)
調査部 西村 様(写真右側)
測量部 福田 様(写真左側)
建設コンサルタント業の魅力は何ですか?
西村さん
公共事業による社会資本整備事業等の中で、建設コンサルタントは調査・計画・設計等の部分を担います。
発注者と協力し、道路、河川や橋といったインフラの整備に携わり、地域の人たちの生活を支えるという社会貢献できるのが魅力です。
建設コンサルタントは、自分たちのアイディアが実際に形になります。
他業種と比較して目立つ業種ではありませんが、道路や橋等の設計したものが、地域の生活の安全性、利便性向上に役に立っていることが魅力です。また、自分の成果が何十年と形となって残るわけですから、そこは誇りに思っています。
お二人は普段どんな業務をされているのですか?
西村さん
最近は、調査課で橋梁点検や補修を行っています。もともとは設計をしていましたが、橋梁の保守メンテナンスをしています。
福田さん
平面の測量や地籍測量を行っています。地籍調査では、個人の財産をはかっています。
地籍調査とは、各個人がどれくらいの土地をもっているのかを調査することです。
県内企業と比較した山陰都市開発研究所様の魅力は何ですか?
轟社長
山陰都市の技術部署としては、設計、調査、測量、補償の4つがあります。
それぞれの部署に特徴や強みがあります。
設計は道路、河川、などの一般的な設計なら何でもできることが強みな部署です。
調査は、2012年に起きた笹子トンネルの崩落事故以来、時代は重要構造物(橋梁、コンクリート擁壁など)の保守、メンテナンスが重要視されており、当社も調査・点検から補修までを行い、長寿命化計画など今後の地元コンサル業界に必要な部署と感じ、数年前より設計から派生した部署です。
測量は、測る仕事と言うのは皆さんご存じですが、当社の特徴として近年は地籍調査に力を入れた部署になります。地籍調査は県内で行っている企業が少ないので、当社の強みだと考えています。
補償は、例えば道路を作ろうと考えたときに必要な有無を考え、家の主に交渉をする際に必要になります。特に鳥取県では、地盤変動影響調査を行うことが多くなっています。地盤変動影響調査とは、工事をする前に建物の状況を確認して工事後に状況を調査して、差があるかを調べることです。そして、その家の価値を下げないように発注者に補償をしてもらうように依頼する部署になります。
あと、当社の魅力については、実際に働く職員の生の声をお聞きください。
福田さん
社員からみた当社の魅力・長所ですが、人数が少なくまとまりがあることです。
なので、意見や要望を発言しやすいこと、個々の社員に対してとても細かく配慮してもらえる点です。
休みについても、取得しやすいです。働き方改革により、昨年から年間5日の有給休暇取得義務がありますが、積極的な取得を奨励されており、計画的な長期休暇取得も可能です。
また、資格に対しても取得費用などを補助してもらい、経験年数が必要な資格が多い中、取得しやすいものを若手には推奨してもらい給与UPも考えてくれます。
あと、忙しいときには部署の垣根を超えて協力して業務を執り行うこともあり、社員同士の仲は良いです。今はコロナの影響で自粛していますが、社員旅行やボーリング、グラウンドゴルフ、バーベキュー等の親睦会も執り行っており、仕事ばかりではなく楽しい職場です。
資格勉強の時間確保のために休みはとれたりするのですか?
轟社長
試験前の約一か月間、スケジュールを組んで勉強する時間を確保してもらうようにしたことがあります。仕事もしてもらいながら勉強をしてもらえるような環境にしています。また、講師が社内にいれば資格取得に向けての勉強会を行うようにしています。
各個人の試験に対する対応の出来具合によって相談しながら、スケジュールを組むようにしています。
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未来の都市を創造し、「簡潔」「正確」「真摯」を遂行する(後編)