インタビュー

未来の都市を創造し、「簡潔」「正確」「真摯」を遂行する(後編)

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未来の都市を創造し、「簡潔」「正確」「真摯」を遂行する(前編)

力を入れていきたいことは何ですか?

轟社長

次の質問でも出ますが、3次元への対応が大きな課題と考えています。

現状は、各ソフト会社による競争が激しく、1番煎じが必ず良いとは考えておらず、今後の時代に合った物を効率よく取り入れたいと思っています。

設計、測量では3次元への対応は必須になってきますので、それぞれの部署で今使っているソフトの3次元のものを使ってみてそれぞれの現場での意見を聞きつつ、検討しているところです。待ちすぎても駄目なので、設計に関しては1部で実験的に活用はしていますよ!

あとは、測量から設計まで一貫して行える体制作りを新しいプロジェクトとして掲げております。

他業界から見た土木業界について

轟社長

私の前職は、自動車の部品から家電製品までを企画開発から設計までを各メーカーさんと協力して行う会社に勤めておりました。同じモノづくりの観点からしてみると家電製品でも開発から設計、商品化まで3年~4年の年月をかけて行います。しかし、土木業界は年度内で設計を完了するケースが多く、中には年度内に設計から工事まで完了するような場合もあり、かなりタイトな業界だと感じました。

なので、自動車・家電業界なども20年前から3次元が導入さているように、土木業界もより円滑に設計施工を行えるようになるために3次元での事業化(BIM/CIM)が必須になると感じております。

3次元はイメージしやすいということはもちろん大切ですが、解析ができるということが大切だと思います。3次元で解析することによって、より大規模な解析ができるようになることが必要になってくると考えています。

3次元やプログラミングが発展すれば、技術者の負担を軽減できます。土木業界は、他業界に比べてまだまだ発展途上だと思っています。作り手の観点からすると、まだまだ可能性がある業界だと思っているので、若い人に新しい未来を創っていってもらいたいと考えています。

技術的な面以外での気づきがあればお願いします。

轟社長

土木業界では、よく3Kという言葉を聞きます。どの仕事でもきつい仕事がある中で、それが時代の変化とともに変わってきているので、土木業界でも働き方改革はもっともっとできると思っております。土木業界の中だけで話すのではなく、ほかの業界をもっと知れば働き方改革ももっと進められると思っています。

コロナによってリモートはもっと進むと思います。会社で働くという概念自体がなくなるかもしれない、技術者ひとりひとりが個人事業主として働くということも最終的にはあり得るかもしれない。とても可能性を秘めている業界だと思っています。

学生へアドバイスお願いします!

西村さん

この業界を目指すのであれば、設計でしたらコンクリートや水理学、土質工学、構造力学等を修めておくといいかと思います。業務でも使いますが、なぜかというと将来的に技術士RCCMといった資格取得の際、試験に出題されるからです。

どこの業界にも言えますが、この業界も資格はかなり重要で、ある資格者がいないと建設コンサルタントの登録ができなかったり、受注できる業務に制限がかかったりします。

なお、ほとんどの主要な資格は、実務経験を問われます。将来的にどうありたいかを考え、学生のうちにどんな資格があり、何ができる資格なのか、将来計画を考えるのもいいと思います。

学部や学科によっては卒業時に測量士補や技術士補等の資格が取得できるので、卒業したら資格の申請、取得をしておくと、資格に応じて給料という形で評価してもらえます。

建設業界はやっていることや目指すものは昔から変わっていませんが、技術の進歩により、施工機械や設計ソフトはどんどん進化してきています。

これから3次元CADのような新しいソフトウェアや新しい技術がどんどん出てくるでしょう。しかし、年齢が大きくなってから新しいソフトウェアや新たな技術を新たに習得するのは、若いときより時間がかかります。

ですが学生のように、まだ若いうちから新しい技術やソフトウェアに接すれば、習熟も早いです。それが難しいものであればあるほど、習熟することで自分の価値を高められるのではないでしょうか。

福田さん

何もわからない状態でこの会社に入りましたが、経験していくなかで覚えていきました。経験しないとわからないこともあるので、入ってから何とかなる!と割り切って頑張る姿勢が大切だと思います。専門的なことを勉強しているのとそうでないのとでは差があると思います。しっかり勉強して知識をつけてもらいたいです。

轟社長

インターンシップやアルバイトで一般常識や協調性を身に着けておくとよいと思います。また、勉強で関係ないような資格をとってみるなど挑戦してみるといいと思います。意外な資格は面接のときに自分を売り込むポイントになります。時間を無駄にせず、何かに挑戦することをしてほしいです。

株式会社山陰都市開発研究所

 

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