2021年7月6日にBIMに関する講演会をオンラインのZoomで開催しました。
講師は高取昭浩さんでBIMの歴史・意義などについて講演していただきました。
髙取さんは髙取建築情報化コンサルティング(株)代表取締役、応用技術株式会社toBIMテクニカルディレクタとしてBIMの分野でご活躍されている方です。
まず前提として、Revitとはエンジニアリングである、すなわち作る、伝える、間違いの無い情報をつくることが一番大切だそうです。
日本と違い海外では施工図は無く設計図でそのまま施行する海外の建設業の仕組みなどを紹介していただき、BIMの生い立ちなどを紹介いただきました。
他の3Dソフトと違ってRevitでは実現可能かを検討する目的もあるので、わざとモデリング要素は押し出し、ブレンド、回転など現実に作れるツールに限られているそうです。
なのでRevitで作れた物は実際に建つことができるという事がわかり、より色々な建物を考えてみたいと思いました。
建設業でよくある2Dから3DにするBIM化は百害あって一利なしで、根本的な仕事のやり方を変えてデータが正とすることが大切だそうです。
これから図面は必要なくなり、データベースの時代になるとおっしゃっていて、講演会を聞いた学生は危機感をもってBIMに取り組まなければならないと感じたはずです。
また、ただ単に取り組むのではなく、こんなデータがあればこんな事業で儲ける事もできると考えるベンチャー思想も大事だと教えていただきました。
そして、質疑応答ではRevitの他の使い方の質問に対して、髙取さんからプログラミングを使ったRevitの使い方の紹介など、BIMに対してさらに興味を持って人が多い印象でした。
また、講演会後のアンケートでは参加者は、一年生から四年生までの幅広い参加者でしたが全員が満足と回答しており、髙取さんに講演していただいたことでBIMに興味を持った学生を増やすことが出来ました。